精神分析がどういうものか知りたい。
精神分析について難しい本が多いけど、分かりやすい本はないの?
公認心理師に精神分析は必要ないの?
このような思いや疑問を持たれている方にはコチラ!
おそらく精神分析を学ぼうと思って、
精神分析について書かれた本を読んでみたら、
分かるようで分からないようで、
という方々はいらっしゃるのではないでしょうか。
本書は藤山先生が上智大学でされていた講義内容をまとめたものであり、
とても分かりやすく書かれています。
他の精神分析の本で理解がなかなか進まなかった部分も、
本書を読めば理解が進むと思います。
上巻と下巻(次回に紹介)があります。
上巻は、精神分析とは何か、フロイトの仕事、がテーマです。
大学院生時代、私はどちらかと言うと認知行動系のゼミに所属していたので、
分析系のゼミに所属している方々のセラピーの枠の強固さに驚いたことがあります。
本書ではその理由が丁寧に書かれていました。
後半はフロイトについて書かれています。
藤山先生のフロイトへの大きな思いが伝わってくる感じがします。
精神分析を知るにはやはり原点を知ることが重要だと私は思います。
最後に公認心理師資格試験には精神分析領域がほとんど出題されません。
(今後は突如、出題される可能性はありますが・・・)
しかし、臨床現場では精神分析の知識はとても役立つと個人的は思いますので、
学んでおく価値は十分にあると思います。