心理学の最新の知見を知りたい。
できるだけ多くの研究者や臨床家の書かれたものを読みたい。
学術誌ではない心理学の雑誌を探している。

上記のような悩みを持たれている方に、
ご紹介する本はコチラ!

橋本和明(編)『臨床心理学 第23巻 第1号』金剛出版

金剛出版から2カ月に1回出版されている雑誌になります。
毎回テーマがあるのですが、
今回のテーマは「怒りとはなにか?-攻撃性と向き合う」です。

「怒り」という1つのテーマでこれだけ多くの角度から文章が書けることに感心しました。
「怒り」について研究されている方は一読する価値が十分にあると思います。

また、「怒り」をどう扱うかは臨床現場でもとても重要になると思います。
大学院生時代に先生から「あなたは怒りについてどう考えるのか?」と問いかけられたことを思い出しました。

テーマ以外の内容として研究論文なども掲載されていて、
村井亮介・岩壁茂『若手セラピストの心理療法における失敗 拒絶感情とその防衛』や、
海外の研究を紹介する中村香理『心理療法における変容メカニズムを調べるプロセス研究 スキーマ療法における修正感情体験の課題分析』などが、
個人的には興味深かったです。

ちなみに2023年3月31日までに本雑誌の定期購読を希望すると、
2号分50%OFFになるそうです。

投稿者

RuKina

公認心理師、臨床心理士、博士(心理学)

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