フロイト以外の精神分析について知りたい。
ビオン、クライン、ウィニコット、ラカンについて知りたい。
日本では精神分析はどうなっているの?
このような思いを持たれている方にご紹介する本はコチラ!
精神分析はフロイトが創始しましたが、
その発展には多くの弟子たちが貢献しています。
日本ではビオン、クライン、ウィニコット、ラカンなどが有名な印象があります。
その中でもクラインの対象関係論はよく聞く用語かも知れません。
本書はフロイトの死後、精神分析がどのようになっていったのかが詳しく書かれています。
個人的にはフェレンツィの部分がとても興味深いです。
日本ではあまり有名ではないけれど、
クラインを見出した人物であり、
実は精神分析の核心部分に大いに関わっているにもかかわらず、
最期はフロイトとうまくいかなくなってしまうという悲劇的結末。
こういう人がもっと報われる世の中になって欲しいと思ってしまいました。
本書の最後にはリーディングガイドあり、
例えば、本書でクラインに興味を持たれたら、
次はここに書かれている本に進むのもよいかもしれません。
本書は2010年に発刊されていますが、
その後も精神分析に関する興味深い本は多々発刊されておりますので、
こちらも探してみるとよいかもしれません。